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如意輪観音
2009/09/06(Sun)
如意輪観音は、サンスクリット語でチンターマニ・チャクラ。
チンターマニは「如意宝珠」、チャクラは「法輪」の意味です。

「如意宝珠」とは、これを持てば意の如く財宝と福徳をもたらすという珠のことで、「法輪」はすなわち仏教の教えのことで、知得を満たすということです。法輪の智慧の力であらゆる衆生を教え導く仏の教えを象徴したもので、すべての煩悩を破壊する武器でもあります。

法輪であらゆる煩悩を破壊し、如意宝珠であらゆる願いをかなえてくれるのが如意輪観音です。


『如意輪陀羅尼経』では、世間(在世間)・出世間の2法を説き、前者では富貴・資財・勢力・威徳をことごとく成就させ、出世間では福徳・知恵を得て、慈悲心が増長し、人々を苦から救って衆生から愛敬されるといいます。


像の形は、もっともよく見られるのが1面6臂像で、6臂に六道の衆生の苦を抜き去り救済する意を表しています。

右第1手を頬にあてて、思惟の姿をとり、左第1手は垂下させ、他手には宝珠・念珠・蓮華・輪宝を持ち、右膝を立て両足裏を合わせる輪王坐という姿勢をとっています。

如意輪観音は安産の守護神として、早くから女性の間で盛んに進行されたことから、像容はことさらに女性的に作られたものが多いです。


大阪の観心寺、京都の醍醐寺の像が有名です。

歓心寺-如意輪観音坐像
歓心寺 如意輪観音坐像

歓心寺-如意輪観音坐像2
歓心寺 如意輪観音坐像

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国宝阿修羅など名作も豊富【仏像ワールド】
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ガンダーラ仏・マトゥーラ仏
2009/08/05(Wed)
仏教の歴史に崇拝の対象として仏像が登場するのは紀元前後から2世紀にかけてで、インド北西部のガンダーラ地方とインド北部のマトゥーラ地方の二か所で始まっています。

最初の仏像が造られたガンダーラはインド北西部で、現在はパキスタン領になっています。かつての都プルシャプラは現在のペシャワールという都市にあたります。
古くからシルクロードの要衝として発展し、東西文化の十字路として栄えました。

アレクサンダー大王の西インド遠征(紀元前324年)以降、ガンダーラ地方はギリシア、ローマ文化の影響を強く受けていたため、一般に「ガンダーラ仏」と言われるここで造られた最初の仏像も、ギリシア彫刻のような雰囲気を持っています。

長く大きな耳朶や、白毫、肉髻など仏像の特徴のいくつかは備えているものの、縮れた長い髪やひげを蓄えたギリシア的な顔立ちなど、今の我々が思い浮かべる仏像のイメージとはかけ離れたものです。

仏像が誕生したころには中央アジアの遊牧民族であるクシャーナ族が侵入してクシャーナ王朝を築きましたが、この王朝の第三世のカニシュカ王が全インドを統一して一大王国を築きました。
ガンダーラの仏教美術はクシャーナ王朝で発展し、とくにカニシュカ王のときに黄金期を迎えました。



ガンダーラで最初の仏像が誕生してから約100年後、マトゥーラでも仏像が造られました。
マトゥーラはインド北部の古国でインド古来の民間信仰などさまざまな宗教が栄えていました。

2世紀の後半カニシュカ王の出現によってクシャーナ王朝の領地となり、仏教美術の黄金期を迎えました。

マトゥーラは良い石材を産出することから地場産業的に彫刻が盛んだった地方で、仏像作りの始まりはガンダーラより少し後になるものの、芸術面でガンダーラの影響はほとんど受けずに独自の様式をもっています。
「マトゥーラ仏」の方が東洋的で、今の仏像のイメージに近いかもしれません。

ガンダーラ仏3
ガンダーラ仏

マトゥーラ仏2
マトゥーラ仏

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国宝阿修羅など名作も豊富【仏像ワールド】
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ストゥーパ(仏舎利塔)
2009/08/04(Tue)
仏像は今から約2500年前に活躍した釈迦の姿をモデルに造られたものです。
しかし、釈迦が入滅してから500年ほどの間は仏像が造られることはありませんでした。

当時のインドではあまりにも偉大な存在だった釈迦を我々と同じ人間の姿に表すことは畏れ多いと考えられていたからです。このような考え方を偶像否定といい、世界の多くの宗教でも見られます。

キリスト教では、イエス・キリストや聖母マリアの像は造られますが、全知全能の神の姿(ヤハウェ)は造られることがありません。また、イスラム教は厳格な偶像否定で、絶対神であるアラーの姿を造ることは厳しく禁じています。


このような偶像否定の中で、初期の仏教徒は釈迦の遺骨(仏舎利)を納める仏塔(ストゥーパ)を礼拝の対象として信仰を保っていました。

ストゥーパは墓地に立てる卒塔婆の語源ですが、石塔自体も同じ語源でお寺にある五重塔などもこれに由来しています。シャリ(舎利)を納めた塔なので仏舎利塔とも呼ばれています。

たくさんの人が礼拝に訪れるようになると、塔そのものもだんだんと立派なものが造られ、塔の周囲の門や壁に釈迦の生涯にちなんだ様々な彫刻が施されるようななっていきました。

釈迦の誕生にちなむ蓮の華、悟りを開いたときの菩提樹、釈迦の説法を象徴する法輪、説法をした時の台座、仏陀の足跡を表す仏足石など。

塔を中心に多くの礼拝の対象ができたわけですが、いかに色々な彫刻が造られようと、釈迦の入滅後500年ぐらいの間は、釈迦その人をかたどった像は一例も造られませんでした。

ストゥーパー
ストゥーパ

仏足石
仏足石

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不空羂索観音
2009/08/03(Mon)
不空羂索観音(サンスクリット語でアモーガパーシャ)も変化観音のひとつで、六観音の一つです。

「羂索」は、古代インドの狩猟に用いる縄のことです。「不空」とは、絶対に失敗がない、空振りがないという意味です。

つまり、不空羂索は絶対に取りこぼすことのない縄を持つものという意味で、経典には「この観音は大悲(偉大な慈悲)の羂索をもって一切の衆生を済度(救済)して空しからず」とあります。

獲物を捕えるように衆生をもれなく救い、けして願いを空しくしない(不空)という性格を表しています。


その姿は経典・儀軌に様々に示されており、1面・3面・11面で、腕の数も各種にわたる姿が説かれています。わが国では、1面3目8臂像が一般的で、2手が合掌し、2手が与願印を結び、他手に羂索、蓮華、錫杖、払子を持っています。

作例は少ないですが、東大寺法華堂や興福寺南円堂のものが有名です。


この観音の陀羅尼(呪文)を唱えると、身体が健全で病気にかからず、人々から愛され、財害や毒害、火水難を受けず、戦死・餓死せず、衆生に称与され、煩悩を断って、毎日が慈悲と喜捨に満ちた生活が送れるなど、20種の優れた利益を得るといいます。

東大寺-不空羂索観世音立像2
東大寺 不空羂索観世音立像

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千手観音
2009/08/02(Sun)
観音の本願である慈悲のはたらきを最大限に表現した尊格です。

正しくは千十千眼自在菩薩といい、1000本の手は多くの人々に救済の手を差しのべる慈悲を表し、1000個の眼は人々を教え導く知を表わすとされています。

ヒンドゥー教のシヴァ神が仏教に取り入れられたものと考えられています。

また、ある経典には「千眼千首千足千舌千臂観自在菩薩」という名も見られます。千足はどこへでも飛んでいくこと、千舌はあらゆる人に雄弁に教えを説くこと、千首は多くの顔を持つことです。


サンスクリット語で「サハスラブジャ」と言います。千は無量円満を意味します。変化観音の中では、十一面観音とともに早くから現われました。

千手観音は1000本の手を持つほか、頭上には11面の化仏を頂き、本面に3眼を表し、手のひらのそれぞれに1眼ずつを表しています。


その姿を造形化する場合は、1000本の手を表わすのが本来ではありますが、42臂に作ることが多いです。これは中央の合掌手の2臂を除く40本の手が1手につき25の衆生を救うと考えるからで、
40×25=1000ということになっています。

また、実際に千本の手を持つ千手観音でも、持物は40本の大きな手のみに持ちます。
それぞれの手には、救済の力を示すものとして、日・月・錫杖をはじめ、輪宝・宝珠・剣・弓などを持ち、各種仏像のすべてにわたっています。


わが国の千手観音の中で最も古い現存する作例としては、大阪・葛井寺の千手観音で、通常、千手観音の手は42本に省略されることが多いのですが、本像は大の手2本、中の脇の手40本、小手100本を持ち、実際に千手を表しています。

幾重にも重なった手は本体を包み込むように配され、光背の代わりでもあります。

葛井寺-千手観音像
葛井寺 千手観音像

葛井寺-千手観音像2
葛井寺 千手観音像

葛井寺-千手観音像3
葛井寺 千手観音像

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